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『東大主席弁護士が教える7回読み勉強法』内容まとめと感想

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書籍『東大主席弁護士が教える7回読み勉強法』(山口真由・著)の内容を簡単にまとめながら、本書で名言・要点と思った部分をまとめました。

 

目次

『7回読み勉強法』内容まとめ

前半は筆者である山口真由さんの幼少期から現在に至るまでの勉強に対する取り組み方の遍歴。

後半は山口さんが最終的にたどり着いた勉強法『7回読み勉強法』の実際の方法とコツや注意点などがまとめられています。

7回読みの真髄は、次のとおりと個人的に思いました。

  • 7回それぞれの読む姿勢・目的を意識する
  • 3回めまでは輪郭線づくり(全体像の把握)、4回め以降は絵ができあがる(内容・細部)

 

『7回読み勉強法』感想

タイトルに『勉強法』とありますが、読書好きなら一度読んでみても良い書籍と個人的に思いました。

7回をどう読むのか?というペース配分や考え方が「こういう読書方法もあるんだ…」という発見につながるからです。

小説などストーリー展開を楽しむための読み方ではありませんが、読む手法を別の切り口で捉えることができたのが良かったです。

 

読書好き=視覚派の人が多いので、7回読み勉強法はまさに向いている勉強法とも言えるので…!

 

7回読み勉強法・名言&要点まとめ

個人的に重要と思ったり、心に残しておきたい部分をまとめました。

 

「勉強法」というレールを敷けば、知識は身についていく。

・自分に合った勉強法を確立できたこと、そしてその勉強法をひたすら繰り返し続けてきたことの成果だと思うのです。(P14)

 

・勉強法を身につければ、知識を得るまでの道のりは確かに短くなります。ゴールへの到達も確実になります。しかし、その道のりが楽しいものになるはずというのは誤解です。

なぜなら、知識を学び、自分のものにするには「努力」が必要だからです。

(中略)そう、勉強は決して「楽しいもの」ではないのです。「学ぶっておもしろい!」「楽しくなればやる気が起きる!」といったフレーズは、正直言って、一種の幻想か、実態とかけ離れたプロパガンダだと思います。(P15)

 

「まだ何もない自分」に必要な「根拠なき自信」

・自信は勉強をする上で重要なエネルギー源となる、と述べました。しかし「履き違えた自信」はむしろ足かせとなります。

「自分はできるに違いないから、頑張ろう」と思うのが正しい自信。

「自分はできるに違いないから、頑張らなくていい」と思うのはただの傲慢です。(P25)

 

自分の得意ジャンルを見つけるには?

・古典的な「文系」「理系」の分け方には、いまだに説得力があります。(中略)科学論文の不正だって、データに基づく論証がなされるよりも、むしろ「悪意はあったか」「捏造といれるか」といった「文系」的な報道がされることが多いのです。この世の中には、「文系」を得意とする人のほうが多いのではないかと私は思っています。(P33)

・たとえば、ある簡単な表を作ってほしいと、仕事で上司から頼まれたとします。(中略)表にもWordを使っちゃう人は、かなりの確率で「文系人間」だと思います。(P33)

・「どんなインプット方法が頭に入りやすいか」ということです。勉強の方法論についていえば、主に三つの入口があります。

①視覚刺激:目で見た情報を認知・記憶する方法

②聴覚刺激:耳から入る音を認知・記憶する方法

③行動刺激:人の作業や行動を観察し、模倣しながら学習していく方法(P35)

 

継続的なチャレンジ習慣が身につく!

・テキストを「理解しよう」とせず、何度も流し読みする。「繰り返し読めば理解できる」ことを成功体験としてしっかり刻み込む(P41)

 

・想像してみてください。中学時代の女の子達は、誰でも、人と違うことをすることに対しては、すごく消極的。それでも、勇気を出して、みんなと違った行動をしているうちに、「勉強熱心な子」というキャラクターが確立してきました。そういうキャラ設定ができてしまえば、みんながダラダラとおしゃべりをしているところで、自分一人だけ教科書を食い入るように見つめていても周囲は特段気にも留めないものです。そうした周囲の認識ができあがったあとは、あれこれ気にせず「すべきこと」に打ち込めるようになりました。(P51)

・「意外とだいじょうぶだ」と思ったら、それよりさらに前に進むことを考えなくてはなりません。(中略)「意外とだいじょうぶだ」と思って、歩みを止めると、今のポジションをキープできないばかりか、みんなに抜かれて周回遅れになりかねません。(P57)

 

・情報源をひとつにしておきたかったからです。「こんな解き方もある」「この文はこうも解釈できる」といった話、教科書に書かれていない情報に、心は逆に混乱するおそれがあると考えたからです。(P63)

 

大学で編み出した新しい勉強法

・「自分で基本書を作る」ことが勉強の大事な一部となったのです。(P68)

・最初のころは授業を聞いて、そのまま手書きでノートを作っていましたが、(中略)録音も活用するようになりました。需要に持ち込むのは、ノートと鉛筆ではなく、むしろパソコン。(中略)録音プレーヤー。パソコンでノートを取りながら、録音プレーヤーで授業を落とす。家に帰って2倍速で聞きながら、さらにパソコンに記録しているノートを補充するという方法です。(中略)扱いに慣れてからは手書きよりも断然速くなりました。(P69)

 

 

受験が終わっても、勉強は終わらない

・勉強する目的がある人生は、つらいことがあるからこそ、楽しいことがある。勉強をする目標がない人生の場合には、つらいこともない反面、楽しいこともないのでは、と。(P72)

・「妻の誕生日に『何か欲しいものは?』と聞いたら、『特に何もないわ』と言われた。あらためて考えてみると僕も欲しいものはない。人生はどんどん平坦になる」(P72)

・間違いを気にせず、「ひたすら何度も解く」うちに、全体的な理解が深まる。(P81)

不合格の恐怖を振り払うには、勉強をするしかない

・「ただのサボり」は返って疲れる。息抜きは理由が言えるときだけに限ろう。(P92)

・「上位三分の一」を目指せば主席は取れる(P93)

・ライバルと差別化できない可能性がある。(中略)私は「成績が同じならば、単位数で決めるのではないか」と推測しました。(中略)「卒業に必要な単位数に最小限度のプラスアルファ」。(中略)目標達成を確実にするための戦略的な手段でした。そう、勉強は私にとってはひとつの手段、目情を明確にし、最短ルートで確実に効果につなげるべきものでした。(P96)

・勉強において常に「目的合理的」に行動してきたということです。(中略)これと対置されるのが「価値合理的」。結果はどうあろうと、自分の信じる正義や信条などに準じて行動することです。(中略)資格試験に悩んでらっしゃる方、勉強の成績が伸び悩んでいる方。勉強は自分にとってひとつの手段であると明確に意識することをおすすめします。(P97)

 

 

成果は、ノウハウとスキルのインプット

・交渉型のコミュニケーションスキル…失敗すれば、仕事の時間はさらに増えて睡眠時間を侵食することは必至。そういうぎりぎりの状態でこそ、交渉も真剣にもなります。(P108)

・「スキル不足」は伸びしろがある証拠…「これだけ直されるってことは、それだけ伸びしろがあるってこと」そう思えるようになってからは、いろいろなことが楽になりました。「できないことがいけないのではなく、できないままでいることがいけない」のです。(P117)

 

・「どんな勉強をすれば、ここまで『優』を多く取れるのか」と聞かれ、「7回読めばだいたい覚えるもので…」と答えたのが、そもそものきっかけです。実はそれまで、自分の勉強法を客観的に考えたことはありませんでした。(P128)

 

・書かれていることを「理解」する前に、まず「知り合い」になっていく。(P135)

 

もっとも大切なポイントは「網羅性」

・「7回読み」に必要なのは、一冊の基本書です。たった一冊を何回も読む、同一の記述に繰り返し目を通す。この反復こそが「7回読み」の強みです。(P141)

・書店の棚と向き合って、時間をかけて気が済むまで比較した上で、もっとも網羅性が高く、かつ詳細なものを選びましょう。この場合に「ネット注文」はNGです。長く読む本は、自分との相性も大切。だからこそ、手にとってパラパラとめくり、中身を観て、雰囲気をつかむことも本選びの大切な要素だからです。(P142)

・どんな本であっても、そこには「筆者の意図」が反映されます。…その思いは結果として、文章の「長さ」に反映されます。(P149)

 

小さな工夫で、やる気にエンジンがかかる!

・試験が迫っていて、「今日一日、みっちり勉強しないと間に合わない!」と思っている日があるとします。そんな日の朝あなたは何からはじめますか?…やる気にエンジンをかけたいなら、「まず机に向かう」のが正解。…眠くてもまずは机に向かい、本を開くのです。…「形だけ」勉強をはじめるのです。(P168)

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