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結婚してから関係が悪化するのはなぜ?

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結婚してから関係が悪化する原因とは

交際中はあんなに仲が良かったのに、いざ結婚して一緒に生活を始めると、なぜか喧嘩が増えたり、距離ができたりする——そんな悩みを抱える夫婦は決して少なくありません。では、なぜ「結婚」をきっかけに関係が変わってしまうのでしょうか。夫婦カウンセリングの現場から見える原因と対処法を、家族関係カウンセラー・きくちみよこさんのお話をもとに整理しました。

「慣れ」が生む油断とすれ違い

結婚によって生活が一緒になると、次第に相手の存在が“日常”になります。すると、以前は感謝していた小さな気遣いや行動にも、慣れてしまい、「やって当然」と思ってしまうようになるのです。

また、自宅は本来「安心できる場所」であるはずですが、その安心感が裏目に出ることもあります。仕事では気を張っていても、帰宅すると無意識に自分を甘やかし、素の自分を出し過ぎてしまう人も多いのです。その結果、相手の期待を裏切る言動をしたり、つい相手にストレスをぶつけてしまったりすることもあります。

感謝の欠如が不満へとつながる

きくちさんは「結婚生活がうまくいかなくなる最大の原因は、相手に対する感謝の気持ちを忘れること」と指摘します。些細な家事や生活の協力も、独身時代なら「ありがたい」と感じられたことが、結婚後は「当たり前」になってしまう。それが続くと、「してくれないこと」ばかりが目につき、不満が溜まっていくのです。

さらに、「私ばかりが頑張っている」「あの人は何もわかっていない」といった自己正当化が始まり、お互いを責める構図に陥りがちです。相手の好意や努力を見落とさない意識が、関係維持の鍵になるといえます。

「違い」を認めることが円満への第一歩

結婚生活では「価値観の違い」が浮き彫りになります。育った環境や家庭文化、金銭感覚、家事のやり方など、あらゆる部分で考え方のギャップが生まれるものです。そのたびに「自分ならこうするのに」と相手を責めたくなることもあるでしょう。

しかし大切なのは、「相手は自分とは違う人間である」と理解することです。違っていて当然であり、それを前提に生活を築く姿勢が、衝突を減らし、支え合う土台になります。

もし相手の言動に疑問や不満を感じたとしても、「なぜそう考えるのか?」と問い直す姿勢を持ちましょう。相手の立場や背景を想像することで、理解しようとする気持ちが生まれます。

夫婦関係を保つための習慣とは

夫婦が円満な関係を維持するためには、「言葉で気持ちを伝える習慣」が欠かせません。「察してほしい」「言わなくてもわかっているはず」といった思い込みは、すれ違いを招くだけです。

日々の「ありがとう」や「助かったよ」の一言があるだけで、相手の気持ちは大きく変わります。また、不満や希望を伝えるときは、感情的にならず、タイミングや伝え方を工夫することで、相手も受け入れやすくなります。

感情の爆発を防ぐには、小さなうちに「違和感」を言葉にすることも重要です。蓄積して爆発する前に、こまめにコミュニケーションを取り、お互いの気持ちを共有する時間を意識的に設けましょう。

結婚生活は“継続的な努力”で築くもの

結婚はゴールではなく、ふたりの人生をともに歩むスタート地点です。その道のりでは、すれ違いや衝突があるのは当然ですが、相手を思いやる気持ちと、関係を続けたいという意志があれば、修復は十分に可能です。

結婚後の変化に不安を感じている人も、今すでに関係に悩んでいる人も、「違いを尊重すること」「感謝を忘れないこと」「思ったことは言葉にすること」——この3つを心に留めてみてください。それが、長く続く夫婦関係の礎になるはずです。

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